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住んでから少し時間が経過した住宅の様子を
レポーターの市川さんを通して表現しています

下町・台東区の木造2階建て住宅です。下町住宅の要素をいろいろとりいれた住宅です。
Vol.11
土間のある下町住宅
- AS-HOUSE -
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4,下町の家と土間の効用


47as_0401.jpg


建築家が関わる住宅で、大きな土間のある家は少なくありません。ライフスタイルに合わせて、アウトドア用の作業場であったり、自転車などを置くスペースとして活用したり、その用途はさまざまです。

しかしAS-houseの場合、そうした土間とは少し違う意味がありそうです。


as_400.jpgas_421.jpgas_410.jpgそもそも敷地17坪での計画ですから、室内面積に余裕はありません。
無理をすれば、もう一部屋、玄関脇につくることだってできたはず。


それなのにここが玄関と一体の大きな土間とされているのは、ここが「室内」というより「半屋外」と意識されているからでしょう。

近所の方が来られたときのおしゃべりの場として、あるいはお祭りのときの一時休憩所として。




先ほど、下町の家では意識が外に向きやすいと書きましたが、ここではその「外」が土間によって内側に引き込まれるのです。

外を引き込むための仕掛けとして、広い土間が用意されているといってもいいでしょう。

つまりAS-houseには、玄関扉と土間という二つの境界があって、「外」は段階的に生活スペースにつながっていくのです。




土間は、家のなかだけど限りなく外に近い。
そんな特別の空間として用意されているように感じます。



普段は、ASさんの趣味のものを飾るギャラリーとなっている土間は、ご近所の人たちにも入りやすい「井戸端」として、住まい手と近隣の人たちを結び付けていくのではないでしょうか。


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