15、インターネットワーキングの難しさ

家づくりにおいて、インターネットを利用することは、インタラクティブなコミュニケーションを可能にするので、いろいろな可能性を広げてくれる一方、同時に様々な問題点もあるように思われます。
私が感じる一番の大きな問題は、目標や評価基準をはっきり定めないと、一つ一つの事について議論をしないといけないと言う点です。必要な事は、きちんとコミュニケーションしなければならないのは当然です。
インタラクティブなコミュニケーションが可能になるという事は、一方で議論の窓口を広げてくれますが、逆に目標設定をしっかりしておかないと、議論が拡散してしまうことが起きることもあります。
おそらく、会議の進行と同じなのでしょう。目標設定をしっかり定め、効率的な議論を進めるには、建築家のしっかりした舵取りが必要であり、これこそが建築家に求められる能力の一つなのだと思います。
もともと建築家にとって住宅設計の主な作業は、
1,クライアントの意見をとりまとめ、
2、図面を作成することです。
以前は、主に後者の作業に重点がありましたが、最近は前者の作業も、同様に時間が掛かることが多いような気がします。これはインターネットが普及した情報化時代の家づくりの姿なのでしょう。
最近はものをつくる事は本当に手間が掛かります。手間が掛かるのは決して悪いことでは無いのですが、前向きな議論なら良いのですが、無駄な事も多いのも事実です。
これがインターネット利用の一つの難しさなのだと感じています。(01/04/20)
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