1,はじめに

 近年のインターネットの普及の加速度は、本当に目を見張るものがあります。パソコンの普及が飛躍的に増加するのに比例して、インターネットの利用者も増加しているようです。多くの新型パソコンは、購入後すぐにインターネットの世界へ接続出来るようになっています。

 またパソコンの発達によって、建築の世界でも、様々な応用ソフトが開発されています。建築の専門家向けのソフトでは、設計ツールとしてのCADや、3Dアニメーション、構造解析用のソフトなどの活用が盛んです。また、面白いものでは、一般の方がゲーム感覚で家づくりを疑似体験できるというシュミレーションソフトなどもかなり好評のようです。パソコンは、専門技術から見ると様々な応用技術があるようです。

 しかし私はパソコンを利用した家づくり関連のソフトの中で、一番注目しているものは、インターネットを使って、情報交換を行うための、コミュニケーション・ソフトです。その中で私たちが、日常的に家づくりに活用しているものは、ホームページを閲覧するためのブラウザと、情報交換するための電子メールの2つが基本的なものです。これらのコミュニケーション・ツールは操作が簡単で、誰にでも比較的容易に扱えます。

 これらのインターネットを利用したコミュニケーション・ツールは、決して特別なものではなく、どのパソコンでも利用可能なものです。ともかくインターネットを活用した家づくりとは、誰でも簡単な操作で利用できる電子メールなどを使うことが基本です。

 そしてインターネットが普及して家づくりが一番変化した点は、これらのツールを使って、建築家とクライアント、そして建築現場などとのコミュニケーションの方法が変化したことだと感じています。

 そしてその点が、家づくりを、根底から変化させていると実感ています。(1999/12/28)




(注)『インターネットで家が建った』大戸他共著(光芒社)も合わせてご覧下さい。

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