基礎補強工事(2008/02)
鉄筋ソナーを使って調べてみると、基礎は無筋コンクリート造でした。
つまり鉄筋が入っていない基礎であり、とても危険な状態です。
ただし、当時としては、合法的で一般的なつくりでした。
ここ30年くらいの間に、基礎の作り方は、大幅に変わってきています。
ここでは、内壁と同様に、隣家が迫っているので、内側から補強工事を行っています。
■
基礎補強設計

オレンジの部分を鉄筋コンクリート造として、既存の基礎と抱き合わせる補強方法を行った。

・既存基礎の側面を目荒らしし、ケミカルアンカーにで鉄筋を挿入

・主筋を配筋する。

・鉄筋補強

・型枠

・上から見る。

・コンクリート打設

・コンクリート打設

・養生後、脱型

手前は新規基礎
床面補強工事(2008/02)
2階床は杉板張りで、水平面の剛性が弱いので、構造用合板に張り替えた。
また小屋組には、火打ち金物を補強して、水平剛性を高めた。

・床下地を撤去する。根太が見える。

・2階天井は屋根に添った斜めとし、小屋梁を露出させた。
新たに、火打ち金物を追加した。

・天井を張り終えた状態。

・小屋組の剛性を高めるため、火打ち(斜め材)金物を追加している。

・構造用合板を張り終えたところ。(仕上げ:コルクタイル張り)

・屋根面にそって、せりあがる天井。小屋梁には、火打ち金物を入れ、水辺面の剛性を高める。