その6-地盤調査

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要約:地盤調査を行った。


ほぼ、計画の外形が決まった頃、地質調査を行いました。
このあたりは、だいたい良いということは、下調べの段階で分かっていましたが、具体的なこの場所について調査を行わないと、結論つけられません。調査方法は、一般的なスエーデン・サンディング方式です。


調査器具を回転させて、推測する。

女性の調査員は珍しい。


施主の立ち会い


施主も直に見て、実感したい。





データがおかしい?--------調べると、花火置き場だった


さて、今回の調査結果ですが、だいたい良いのですが、少しへんなデーターが出ました。

というのは、ある2点に関しては、器具が入らず、数回移動してようやく入りました。ようやく入ったその部分は、少し耐力がなく埋め戻したような感じなのです。

ひょっとすると、以前比較的大きな建物(例えば鉄骨の倉庫など)があったのかと推測しましたが、そんな話は無いとようなので、とても不思議におもいました。


maさんにお聞きすると、土地購入時に昔の資料をいただいているとのこと。そこでその資料をいただき調べてみるると、昭和30年代ごろまで、花火置き場であることが判明しました。

昔の花火は、危険防止のため、土を掘り、堤を設け、地面より深い場所に花火を保存したようなのです。





以上の結果がわかりました。

今回は特別基礎に注意することとしました。基礎方針としては、2階建てなので改良などは行わないが、きちんと基礎計算を行い、なおかつ現場監理を相当注意するということで、構造デザインの山領さんに、基礎設計及び現場監理を特別にお願いいたしました。





その6おわり

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