約5年ぶりにNO.12_hm-houseへ、伺いました。
別冊大系舎に、掲載させていただくためのヒアリングでした。
長い間伺ってなかったのですが、室内を流れる空気は以前と同じで、時間の経過を全く感じませんでした。
この住宅は、敷地がの間口が狭く、奥行きが深いいわゆるウナギの寝床とい呼ばれる形状です。おまけに隣家はくっついており、工事が難航しました。
また敷地面積は、18坪で、かつ2世帯住宅という厳しい条件でした。
法律的には、北側からの高度斜線制限が加わり、がんじがらめの条件です。
それらの悪条件をクリアーするために、スキップフロアー、中庭という解決方法を採用しています。当日のレポートは後日、別冊大系舎に掲載いたします。
さて今回伺って感じたことは、hmさんのご家族が実に上手に住んでいるといこと。
居室の幅は、たった1.8mしかありませんが、隣接するベランダを空間の広がりとして利用することで、狭さを感じないようしています。そのベランダの置かれた植物や遊具の楽しさは、上手く使われていることを実感させられます。
階段室の階段脇の収納は、目一杯の活用されており、生き生きした様子が伝わってきました。hmさんのご家族は、肩の力を抜いて、好きなインテリアを、楽しんでおられる姿は、設計者として嬉しい限りでした。
あいにく当日お会いできなかった、お婆ちゃんのお部屋も拝見しましたが、いろいろインテリアを楽しんでいるようでした。子供夫婦との、ソフト、ハードの距離感が丁度良かったようでした。
とりあえず、当日の写真を、ご覧いただければと思います。

・正面から

・玄関から。スキップフロアーで、半地下、1階そして左手に中庭が見える。
階段室は非常に明るい。

・いろいろ楽しんでいるようです。

階段室から中庭を見る。

・中庭見下げ。

・中庭植栽

・中庭見上げ。日当たりは非常に良い。

・レポーターの市川さんとhmさん、そして大戸。
右手がベランダ(=外部)。居室の間口はたった1.8mです。

・日当たりも上々

・部屋の間口は狭いが、実際は広く感じる。

・ベランダとの一体感。

・緑、遊具など

・スキップフロアーの見え方。こちらから見ると連続空間に見える。
インタビューは、上の部屋で行われた。

・祖母のベランダ。

・日当たりが非常に良い。

・祖母居室。仏壇が見える。

・半地下居室=基礎の中です。

・階段を通して、少し祖母室が見えるところがミソ。適度の距離感。

・女性が3人なので、靴が非常に多い。hmさん手製の靴箱。